金と水銀 私の水俣学ノート
原田正純
講談社
2002年1刷
帯付き。
カバー背上部に少ヤブレあり。ページまわりに少よごれあり。
状態良好です。書き込み見当たりません。
環境汚染の現場を訪ねて日本全国からブラジルへ、ベトナムへ。40年の研究成果を透徹した筆致でつづる入魂のエッセイ。
環境汚染の現場を訪ねて日本全国からブラジルへ、ベトナムへ。
40年の研究成果を透徹した筆致でつづる入魂のエッセイ!
いのちの価値とは何だろうか――
「水俣学」とは人間の生きざまを問うまったく新しい学問である。
現場には無限の事実がある。わからなくなったとき、迷ったとき、現場に行ってみるといい。必ず答えがある。しかし、権威者になると現場からますます遠くなってしまう傾向がある。そして批判を嫌う。(中略)
現場に戻るということは実はあまりたやすくない。公式どおり、予想どおり、計画どおりには行かないのが普通で、面倒なことが多い。しかし、その事がその人を鍛える。私は現場から鍛えられ、教えられ、育てられた。そこで現場を離れまい、大切にしようとして、しばしば旅に出た。水俣は私の出発点であり、また終着点であった。――(終章「水俣学の模索」より)
「目次」
水俣病は予想できた/二重の被害者/水銀の長い旅/金と水銀/マンガンという差別語/化学兵器か農薬か/毒ガス島/九州の山々で/水俣からベトナムへ/野辺山銀山の栄光と悲惨/深刻な砒素の地下水汚染/輸出された職業病/カネミ油症は終わっていない/子宮は環境である/水俣学の模索―あとがきにかえて