水俣・女島の海に生きる―わが闘病と認定の半生
緒方正実
阿部浩・久保田好生・高倉史朗・牧野喜好 編
世織書房
2016年1刷
帯つき。付録冊子つき。カバー・本ともに状態良いです。書き込み見当たりません。
私を見て水俣病ち思っとる人は誰一人いない。しかし、私は水俣病の被害があるんですよ。苦しい、いろんな症状で苦しいんですよ。しかし、それがなぜ、あなたたちに伝わらんとでしょうかね。水俣病がきちんと正しく世の中に伝わっていないから、そういう勘違いも起きてくるんでしょう。勘違いさせたのは、私じゃないんですよ。世の中なんですよ。行政なんですよ。
(本書より引用)
「正実が小さか時に、婆ちゃんが蒔いた野菜の種からやっと出た芽を、ほっとしとった矢先にみんな摘んでしもうたがね」
(本書より引用)
熊本県葦北郡の漁村で網元の家に生まれ
2歳の時の毛髪水銀値が226ppm。
複数の水俣病の症状のなか病苦と向き合いながら、
自らの水俣病を問い続け、また水俣病の矛盾と闘った著者の半生
【目次】
はじめに
泄煤@生い立ち、そして独立
1 出生から中学卒業まで
2 漁業の中止と闘病
3 建具職人をめざす
4 結婚、一人立ちへ
部 水俣病認定への闘い
5 政府解決策から外され認定申請へ
6 行政不服審査請求の道のり
7 差し戻し裁決を勝ち取る
8 県との交渉、そして水俣病認定へ
9 認定審査での三件の重大事件
。部 水俣病とつきあって生きる
10 建具仕事と自覚症状
11 猫実験を思い出す
12 家族の苦労、家族の思い
13 芦北町女島での原体験
14 水俣病と出会ったことは
「部 海のこと、人々のこと
15 海のこと
16 川本輝夫さんのこと
17 闘う人々への思い
18 こけしに託したこと
19 今とこれから
おわりに・水俣条約採択への願い
資料
年表―水俣病事件史と緒方正実個人史
解説―緒方正実さんの闘いと水俣病
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