海路残照
森崎和江
渡邊英理(解説)
インスクリプト
2025年 初版1刷
帯付き。
使用感なくカバー・本ともに状態良いです。
書き込み見当たりません。
近年再び注目を集める森崎和江が、旅の思索を綴った一連の著作を代表する傑作ノンフィクション。八百年生きたという言い伝えを残す八百比丘尼の伝承を契機に、各地に移り住んだ玄界灘の海女の跡を追って、福岡・鐘崎から、福井・小浜、能登・輪島、津軽・十三湖、北海道・松前へ。無数の無名の女たちの、時空を超えたいのちが息づく海。消え残るその痕跡を求め、残照の日本海を北上する思想家の孤影が甦る名作紀行。筑豊を去り福岡県宗像に移り住んだ時期の最初に位置する(1981年刊行)著作で、筑豊時代から育まれた国家とセクシュアリティを超えようとする思想が、紀行文の形をとって、みずみずしい情感とともに深められてゆく。『到来する女たち─石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』、『中上健次論』の渡邊英理による新たな読み筋を示す解説を付して刊行。