三人称の哲学 生の政治と非人称の思想 (講談社選書メチエ)
ロベルト・エスポジト
岡田温司(監訳)
2011年1刷
帯にヤブレ・痛みあり。
カバー・本ともに状態良好です。書き込み見当たりません。
非――政治へ
非――人称へ
現代思想の最前線にたつ著者が挑む「人格」という装置の脱構築!
一見したところ正反対のようにみえる政治や思想、たとえば徹底して人格を破壊してきたナチズムの生政治=死政治と、逆に人格を金科玉条のように祭り上げる自由主義の人格尊重とが、実は同じような前提──生きるに値する生、生の生産的管理など──を共有している点にも、エスポジトはわたしたちの注意を喚起している。
生物学や人類学、言語学や社会学など、さまざまな観点から人間を解明しようとしてきた近代の諸科学を根底で突き動かしてきたもの、それがこの「ペルソナ」の装置であり、ナチズムとリベラリズムは、同じ装置によってもたらされた、たがいの反転像にほかならないのである。――<「訳者あとがき」 より>