多田道太郎 文学と風俗研究のあいだ
山田稔・黒川創 編
編集グループSURE
2023年初版1刷
カバー・本ともに状態良いです。書き込み見当たりません。
ボードレール研究を導くフランス文学者にして
現代の風俗に卓抜な解明の眼を向けた。
日本文学の読みっぷりも、自由自在。
ユーモアがあって、へんくつ。
皮肉な意地悪の持ち主でもあった。
こんなに変わった人は、めったに、お目にかかれない。
来年、生誕100年。ちょっと 先取りしました。討議と回想。
多田道太郎って、何者だったか?
多田道太郎、1924年生まれ──。 東京帝大に在学中、兵隊に取られるが、敗戦直後に部隊から脱走。勝手に故郷京都に帰ってきた。 京都大学人文科学研究所に若くして採用されて、桑原武夫率いる数かずの共同研究に参加。かたわら、哲学者・鶴見俊輔らとともに、雑誌「思想の科学」の編集にも駆けまわった。 自他ともに認める「ものぐさ」で、引き受けた原稿は居酒屋のテーブルで口述筆記してもらって、編集部に送ったりしていた。体力なし。得意のスポーツは、クセ球のサーブを放つ卓球だけ。それでも、若者たちに対しては「徹底した民主主義者になってほしい」との望みを抱いていた。
編者は、半世紀を超える交友が続いた作家・山田稔と、「思想の科学」などで結びついた作家・黒川創。
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